小学生向けニュース解説「ナマハゲなどが無形文化財に登録」
ナマハゲなどが無形文化遺産に(11月29日のニュース)
「男鹿(おが)のナマハゲ」(秋田県)などが「来訪神(らいほうしん) 仮面・仮装の神々」としてユネスコの無形文化遺産に登録されることが決定しました。
無形文化遺産とは、世界各国の伝統行事など形のないものを保護対象としたもの。建築物など形のあるものを対象としているのは世界遺産(世界文化遺産、世界自然遺産など)です。
今回、日本から無形文化遺産に登録されたのは次の10行事。
- 吉浜のスネカ(岩手県)
- 米川の水かぶり(宮城県)
- 男鹿のナマハゲ(秋田県)
- 遊佐の小正月行事(山形県)
- 能登のアマメハギ(石川県)
- 見島のカセドリ(佐賀県)
- 甑(こしき)島のトシドン(鹿児島県)
- 薩摩硫黄島のメンドン(鹿児島県)
- 悪石島のボゼ(鹿児島県)
- 宮古島のパーントゥ(沖縄県)
これまでに日本から登録されている無形文化遺産は次の21件。
- 能楽
- 人形浄瑠璃文楽
- 歌舞伎
- 雅楽
- 小千谷縮・越後上布
- 奥能登のあえのこと
- 早池峰神楽
- 秋保の田植踊
- チャッキラコ
- 大日堂舞楽
- 題目立
- アイヌ古式舞踊
- 組踊
- 結城紬
- 壬生の花田植
- 佐陀神能
- 那智の田楽
- 和食;日本人の伝統的な食文化
- 和紙:日本の手漉和紙技術
- 山・鉾・屋台行事
- 来訪神:仮面・仮装の神々
日本以外では中国の書道、地中海料理、スペインのフラメンコなどが無形文化遺産に登録されています。
日本遺産についても調べてみよう
無形文化遺産と世界遺産はユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が行っているものです。日本独自のものとしては「日本遺産」というものを文化庁が行っています。
日本遺産にどんなものがあるのか調べてみましょう。