小学生向けニュース解説「出生数が100万人割れ」
3年連続で出生数が100万人割れ(12月21日のニュース)
平成30年の日本人の出生数が92万1000人と推計されると厚生労働省が発表しました。
今年(平成30年)はまだ終わっていないので、推計になっています。
100万人以下となったのは3年連続です。
今年生まれた人は自分と同じ年齢の日本人は100万人もいないということです。
日本の人口は約1億2800万人です。0歳から99歳まで、それぞれの年齢に同じ年齢の人が100万人いるとしても、100(0〜99歳)×100万人で1億人です。
1年間に生まれてきた人が100万人を下回っている状態では、とても人口1億人を維持することなんてできませんよね。
出生数が最も多かったころは1年間で約270万人。
いまの3倍です。
それが、1975年に200万人を下回り、2016年に100万人を下回りました。
キーワード:合計特殊出生率
出生数の話題のときに出て切るキーワードで覚えておきたいのが合計特殊出生率(ごうけいとくしゅしゅっしょうりつ)です。
合計特殊出生率とは、1人の女性が一生のうちに産む子どもの数のことです。
率となっていますが、数値は1.44人のように人数で表します。
子どもを産めるのは女性だけですよね(男性は産めない)。なので、合計特殊出生率が2人を下回っているというのは、人口が減少していくことを意味しています。
日本の合計特殊出生率がどのように変化してきたか?
都道府県別にみると違いがあるのか?などについて調べてみてください。
自分なりの気づきがあると思います。